これは何度でも書いておきたいことだが、外国に行くんなら、その国へのリスペクトが必要条件。最低でも現地語での挨拶は覚えとけ、だ。食文化を筆頭に、その国の文化を理解し、尊重するのは基本教養。
観光客のすべてがそうあってくれれば、観光業が発達すればするだけ、世界は親密になり、戦争が起きにくくなる。その真逆を実行してる馬鹿が、世界中のそこかしこに溢れかえっているから、下らない争いの種となる。
いやね、「定年後は海外で年金生活」的な本を読んだら、マレーシアに移住した爺婆のルポがあって、マレー語はもちろん、英語すら話せない。勉強する気も無い。現地の食材は安全性が不安だし、マレー料理も現地中華も口に合わないので、日系スーパーで日本から輸入した食材を買って自炊している。メイドも運転手も時間にルーズで怠け者なので腹立たしい。マレーシア政府のヴィザ政策がしばしば変わるので困ってる、てな内容。極めて不快な思いにかられ、本を捨ててしまった。
こういう手合いを日本から外に出したのが最大の間違いだと思う。彼らが今後果たす役割は「カモにされる」。それ以上でも以下でも無かろう。で、年金だか貯金の大半を現地で吸い上げられて、地元経済の発展に少しは貢献することになる。そんで日本に舞い戻って、現地の悪口を言い立てつつ、ほどなくしてくたばるわけだ。
まさしく「やらなきゃよかった」の見本であろう。
