(日付はフィクションです)
一日中自転車で走っているとなると、問題は給水と食事。その点、シンガポールは理想的な環境と言えよう。水道の水がそのまま飲める。島中「団地」の連続で、団地には必ず「ホーカーズ」がある。
ホーカーズは「屋台村」とでも邦訳できるか。「中華」なら海南鶏飯、福建麺、広東焼味、香港飲茶など、「マレー」ならラクシミー、サテ、ナシゴレンなど、他にもベトナム、タイ、インドなど、さまざまな趣向の「屋台」が集まっている。元々は本物の屋台がそこらへんの空地や路上で適当に営業してたのを、当局が一か所に集めて固定化し、衛生面をキチンと管理するようになったのが始まりと聞いた。広場に4人掛けくらいのテーブルや椅子がたくさんおかれ、それを囲むようにして固定屋台が並んでいる。好きな店で適当にオーダーすれば、テーブルまで運んできてくれる。(もしくは「出来たぞー!」と呼んでくれる) ジュースなど飲み物やデザートの屋台もある。その気になればフルコース食える。
チャンギ村のホーカーズで食った「肉団子入り魚玉湯麺」3ドル。1シンガポールドルが60円台だから、200円程度。安し旨し。
泊まってたアパート向かいのホーカーズの「チキンカレー」? いろんなおかずがあって、ご飯に盛りつけてくれる店だが、これが一番気に入った。2.5ドル。
アパートでの夕食もホーカーズからの「テイクアウェイ」でこんな感じに。昨年夏のクロアチアで外食がダメダメだったのに懲りて、日本から自炊用にあれこれ食材持っていったのだが、屋台飯で十二分に足りた。食文化に関しては、アジアが世界一だとあらためて思い知った。