三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

肉を焼く

 肉は旨い。これは古今東西の真実。だからヨーロッパの王侯貴族はもっぱら肉を食い、庶民は豆を食ってきた。肉の食い過ぎによる「痛風」は「帝王病」と呼ばれた。現在日本じゃパンピーであっても、病める「帝王」となるほど大量の肉を食らいまくるのも簡単なこと。

 でも、どうせ食うなら美味しく食いたい。「美味しい肉の焼き方」を模索してみた。

 牛豚羊問わず「厚切り」が基本。牛肉だったら、Tボーンの3センチ厚くらい。お値段1枚4000円? 骨付きラムなら小さい分安い。豚だったらさらに安価。

 コツは2つ。その1、焼く前に肉を冷蔵庫から出して、常温に戻しておくこと。その2、フライパンを十分に熱しておいて、最初に強火で肉両面を焼くこと。表裏1分ずつ。

 後は火を弱めてじっくり焼く。上記Tボーンなら裏表3分から5分ずつ。お好みでどうぞ。豚肉はしっかり火を通したいのだが、焼きすぎると美味しくない。厚切りのロースで、裏表2分ずつ。で、取り出して3分寝かせるといい塩梅に熱が回る。これはしかし、数焼いてスキル上げるしかない。

 ある程度できるようになると、生半可なステーキ屋で外食する気がなくなる。寿司屋並みの寿司を握るには、相当の修業が必要だと思うが、ステーキ屋並みのステーキを焼くのは、10回も試せば十分。

 さあ、キミもやってみよう! 「いきなり…」なんてアホくさくて行けなくなるぞ。