季節が変わるのに合わせて、心身も変わろうとするのか、あちこちが「変調」する。特に冬から春に移り変わる頃。眠りが浅くて明け方に妙に目が冴えたり、昼前なのに異様に眠かったり。そういう時には無理してもろくなことにならないと、経験上学んでいるので、できるかぎり「自然体」を心がけているのだが、外出先だったり、人と会ったりしてると、そうも言っていられない。
もっとも、自分など比べ物にならないほど「変調」してる人たちも世間には多いようで、大声で独り言を言いながら歩いている若い男とか、路傍にしゃがみこんで野草をひたすらむしり続けているおばさんとか。こないだは、真っ昼間に駅のホームのベンチで大股おっぴろげて熟睡している女子高生を見た。
そんな手合いが、クルマを運転してたりもするから、ご用心ご用心である。とりわけこちらがチャリだったりすると。赤信号じゃ無いのに交差点でしばらく止まってたり、ウィンカー出さずに走り出したりと、アカラサマに変な動き方だったりする。
早いところ「復調」してほしいものである。季節も、人も。
