三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

外国人労働者

 4月から受け入れが拡大する外国人労働者は、基本的に「優秀ではない」と思った方がいい。日本よか受け入れ条件のいい国はいくらでもあり、優秀な人材はそちらへ行く。アメリカとか、オーストラリアとか、シンガポールとか。

 で、外国人労働者は東京をはじめ、大都会に集中する。そっちの方が給料が高くて稼げるんだから当然のこと。無理やり田舎で就職させても、ワンチャンで都会に逃げ出すだろう。それを防ぐためには、閉じ込めて働かせるとか、パスポートを預かるとか、あれこれ「非人道的なこと」をしなければならない。そんな田舎には、ますます外人は寄りつかない。

 そんなことをするくらいなら、地元出身の若い連中が都会に逃げないように「出郷税」をかけるとか、田舎に残った年寄りを村八分にすると脅してこどもの帰郷を促進するとか、地縁を最大限に活用した方策を考えた方がいい。(「村八分」は冗談です)

 で、都会に外国人労働者が溢れかえった結果、彼らより労働力において劣る日本人が職にあぶれる。そうした、さらに「優秀ではない」労働力を田舎に「還流」させることにより、田舎の人手不足は解決する。そういう順番でしか、物事は解決しない。

「賃金の安さをカバーするメリット」…親身に世話するとか、広い住居を用意するとか…じゃ多分ダメ。「都会以上のメリット」があるような田舎なら、そもそも地元の若者は都会に出ていかんでしょ。自分のこどもにも捨てられるようなダメ親が、他人のこどもを攫ってきて老後を看取らせようなんて手前勝手が通じるわけがない。