三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

2005年を回顧する

荒川ロード

晦日も自転車。こどもと彩湖まで行き、おなじみの荒川ロードを走る。幸魂大橋を渡り、長さと高さにビビる。はてなダイアリーを読み返すに、1月10日に観たフレンチ自転車アニメ「ベルヴィル・ランデブー」から始まって、自転車にはまった11〜12月。今年のテーマはまさに「自転車」だったようだ。
自転車は楽しい。ヤバいくらい楽しい。荒川は自転車乗りにとっては得がたいコースの一つだと分かった。そこまでわずか2キロの好立地に15年以上居住しつつ、走り始めたのはつい1か月前というのは、なんとももったいない限りだった。まあ「今現在が今後の人生で一番若い」のだから、これから積極的に走ればいいだけのことか。
にしても、具体的に何が楽しいのだろう? 自分の身体がちゃんと動いてパワーを生み出していること。一つの乗物のエンジンとして機能していることが楽しいのだ。「価値ある肉体」の再発見。これは中年以降の男性には得難い認識。普段の「労働」はデスクワーク。それなりの成果を上げたとしても「筋肉」は何もしていない。家庭においても、身体は家事育児の道具。それ以上は特に期待されていない(笑) でも、自転車に乗った瞬間、「身体のスペック」が問われる。身長体重から体力スタミナ、内臓疾患の有無、食生活に至るまで。その自転車で50キロ走れたとすれば、自分自身の肉体的価値が、自転車を50キロ走らせるに相当するものであると確認できる。
というところで、2005年も残り1時間足らず。自分としてはかなり良い年だったと思う。来年はどうだろう? テーマは自転車第2部?