集まったのは12人。うち女性は一人。文学部は男女がほぼ半々の「共学」だったから、ちとさびしいか。自分にとっては、20数年ぶりに会う面々。最初はピンとこなかったが、飲みながら話しているうちに、記憶が甦ってくる。
20代はもちろん、30代の頃も「同窓会」にはまったく興味が無かった。「いま」と「これから」に追いまくられていたから。40代も半ばとなって、初めて「あの頃」を思い出したくなった。人生が収まるところに収まりつつあり、過去（多分に痛かった(笑)）を振り返る余裕が生まれたのだろうか。
文芸評論家が、仕事柄か、当時の細かいことをよく覚えていて感心させられた。自分自身忘れてしまっていることまで覚えている。覚えているモンの勝ち。なるほど、こうやって「歴史」は記録されるのだな(笑)
