三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

練炭集団自殺

気持ちの悪いもんが流行ってるらしい。「インターネットを通じて知り合って」とのことで、集団自殺目的の「出会い系」を利用してのものと報じられている。「赤の他人となんでまた」と思うのは、自殺など考えたこともない健全な人間の発想。「死にたいが一人じゃ踏み切れない」てな極北的な弱さが、現にこうやって自殺する連中の特徴で、だからこそ自殺してしまうのだろう。
方法論的に「後の迷惑」を考えたら、練炭自殺はけして悪い選択じゃない。車の中でやれば、車一台「中古車としてはちと売りづらい状態」にするだけだろ。てめえが所有する車なら無問題。アパートやマンションで首吊るほうが損害でかい。次の借り手はまずいないし、持ち家なら遺族が売り辛い。評判になれば資産価値下落するから、隣り近所の迷惑はなはだしい。これは、飛び降りでも一緒だが。
同じ飛び降りでも、東尋坊からジャンプしたりすると、遺体の回収に金がかかる。富士の樹海とか、捜索費用がかかるところまでわざわざ出かけて首吊るのも同じ。最低の迷惑自殺は、鉄道への飛び込み。列車の遅延やら何やらの損害賠償がまんま遺族に請求される。軽くン百万にいくとか。その上、遺体は文字通り粉砕される。後片付けする人間の身になって考えてほしい。
と、そこまで考えて「車+練炭」を選択するんだろうな。それなりの気配りか。どうせなら、練炭や七輪を製造販売している業者さん(近年景気がいいとはお世辞にも言えないと思う)への迷惑も考えて、自分で焼いた炭を、自作の灰皿かなんかで燃やして死んだほうがいいと思う。
その上で書くが、自分は基本的に「死にたい奴は勝手に死ね」という考え。でも、若い連中にポンポン死なれると景気や経済への影響がアレなんで、規制案を考えてみた。
年齢で区切って、例えば60歳以上限定で、申請に応じて「自殺許可証」を出す。それ持って自殺すれば、遺族に請求されるのは現状の損害賠償費用のみ。それ無しで自殺したら、遺族に「無許可自殺」による罰金が請求される。金額は、そいつが自殺しなかったとしたら、今後の人生で稼いだであろう金額(これは交通事故死の賠償金請求などでキッチリ計算される)に相当する所得税分。20代の現役リーマンなら最低ン百万。下手すりゃン千万になる。「後の迷惑」を考えるのなら、そんだけのお金を用意した上で「無許可自殺」を敢行する必要がある。金の用意がつかないなら、自殺するのは60歳になるまで待つことだな。
ここまでのシステムを整えれば、「死にたい奴は勝手に死ね」を超えて、「死にたい奴が勝手に死ねば死ぬほど国庫が潤う」結果となる。実にすばらしい(笑) また「自殺による保険金で負債を返済する」ケースが激減する結果も予想される。「死んだら返せる」が「死んでも返せん」になれば、死ぬだけ無駄になり、死なずにすむわけだ。