三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

モノから電子へ

 自分に引き寄せて言えば、電子書籍がまさにそれ。本、雑誌、新聞として消費していた「紙」の大半が電子に置き換わった。今自分が日常使ってる「紙」は語学のテキストとノートのみ。辞書はスマホの電子辞書アプリ。

 既存の流通システムを守るため、電子化の流れを妨害しようとした業界の守旧派は、何て愚かだったんだろう。今じゃコミックの半分以上が電子だ。「紙」のみだったら「鬼滅の刃」の超ヒットは無かっただろう。

 半分以下に減った「紙」流通はやがてはamazonその他の通販業者の寡占となり、結果的に業界全体が費消する資源とエネルギーは激減するのだろう。

 インターネットとウィキペディアにより、百科事典をはじめとした、リファレンス系の出版物が世界から消滅した。白書や統計資料の類が電子化され、ネットでの検索も可能になったのはすばらしいこと。

 出版物だけじゃない。音楽や映像もそう。デジタル配信が当然となり、CDもDVDも無くなる。さらに通貨がデジタル化したら「紙幣」「硬貨」が不要になる。それ以前に取引その他で紙が電子に代わる。それを考えれば「判子文化」なんてものが、真っ先に消滅するのは必然なのだ。