三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

一億総白痴化は免れたが

 大宅壮一が1957年に看破していた。「マスコミが一億白痴化運動を展開している」と。それが完成したのが、バブルに踊らされた80年代だ。

 だが、インターネットの登場により、ある世代から下はマスゴミ洗脳に対する集団免疫を獲得することができた。ざっくり、70年代生まれ以降。それ以前は治癒不能かもしれない。

 自分がそれを確信したのが、今回の武漢肺炎空騒ぎ。テレビは毎日の如く、「新規感染者*人」と報じる。それも「*人を超えたのは*日以来」「連続*人以上が*日目」と、とにもかくにも視聴者の不安をかきたてるレトリックすなわち「文法」「話法」で。

 同じレトリックで、そうだな、「新規認知症発症患者数」を報道したらどうだろう。毎日1000人を軽く超えると思うが。さぞかし視聴率を稼げると思わんか?

 いやいっそ「本日の死亡者数」を報じるんでもいい。毎日3000人以上だ。年齢別に。100代*名、90代*名、80代*名、てな感じで、がんとか肺炎とかの死因も併せて、毎日報道する。すっごい視聴率を稼げると思うぞ。

 テレビとしては「やりたいができない」が実情。「視聴者の不安を煽って商売すんのか」と叩かれるから。

 それが唯一許されているのが、武漢肺炎関係。もう、ガンガン報道し、白痴視聴者(その大半は高齢者だ)の不安を煽りまくり、視聴率を稼ぎまくるぞ、と。

 白痴以外の日本人は、あきれている。そして「電波オークション」導入の必要性を痛感している。