三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

合理的な異端者

 橘玲ツイッターで書いていた。

「日本人は合理性を憎んでいる」と私は疑っていますが、そのような社会で合理的に選択・行動すると大きなアドバンテージが得られます。知っているひとも多いでしょうが。

 うん、知ってた。だから自分は合理的に選択・行動している。テレビ捨てたり、自転車乗ったり、スペイン語勉強したり、会社早期退職したり。すべて日本人一般は、やろうとしないこと。結果、多大なアドバンテージを稼いでいる。

 要は「皆で一緒に野良仕事」の土百姓で「仲間・絆・ワンピース」だから、周囲に同調せずに独立自尊して動く人間に対しては「変わってる」「偉そう」「嫌われてる」等々と評する。「情が薄い」「利にさとい」「ずる賢い」という悪口もある。

 そして大好きなスローガン。「正直者が馬鹿をみる。そんな世の中は許せない」。違うだろ。自分の頭では何も考えず、上から命じられた通り、皆がやる通り「正直」に、非合理的なことをやって、当然の結果として不利益をこうむる。その現状を「正直→損」と短絡してるだけのこと。

 ニューヨーク市場大暴落。東京もガタガタの相場を眺めながら、ふとそんなことを考えた。まあ、株なんぞに手を出すのは「正直者」とは言えんよね。まして空売りなんてやってる手合いは。