三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

アメリカの黒人暴動

 警官に非があったなら法が裁くのが道理。暴動による放火や略奪は確実な「悪」。「人権」とも「差別」とも無関係に「悪」。だったらキーになるのは「遵法の黒人」。つまり犯罪者以外の黒人。彼らが「法と秩序」に与して、警察を支持すれば事態は沈静化する。「人種」に与して、暴動を支持すれば混乱は拡大する。

 で、警察支持の黒人に対して「裏切り者」と同調圧力がかかるのが、黒人コミュニティの宿痾なのだろう。逆に言えば、そうやって土百姓的に団結してきたから、今なお「黒人」なんだと思う。

 他の「人種」じゃ無いでしょう? 赤人とか黄人とか。もちろん白人も。ワスプとイタ公と露助が「白」で一致団結したなんて聞いたことがない。逆に「白」同士で差別しまくってた。支那人朝鮮人と日本人が「黄」で団結するとは思えん。ナバホをルーツに持つ人間がインディオ諸部族をルーツとするヒスパニックと「赤」として団結する事態など想像もつかん。それ以前に「赤」はとうの昔に「白」でしょうし。

 自分自身のアイデンティティを民族的伝統文化的ルーツに求めることはあっても、「色」に託すことはない。それがアメリカに限らず、世界の常識。なのに「黒」であることにこだわり続け、「人種という神話」に今なお呪縛されてるのが、アメリカ黒人の少なからぬ層で、それが問題の根本なのではなかろうか。