三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

そもそも「移民」とは

 昔の移民政策というのは、そのまんまじゃどうにもこうにもならない広大な原野…新大陸の大部分に対して、クズでもゴミでも犯罪者でも何でもいいから人間を放り込んで、連中が野垂れ死にしなきゃ、何年か後にマシな開拓地がゲットできるでしょ、てなやり方だったんだ。日本においても「本格的」に行うなら、まず当該の土地を「ノーマンズランド」にしてからだろう。それは無理筋。

 先に人が住んでいる土地に、新たに移民を入れるというと、先住民が嫌がるのが普通。歴史を紐解くに、新大陸に移民した「白い人」の場合は、元々住んでいた「赤い人」を駆逐してから住み着いた。で、労働者が足りないので「黒い人」を移民させて働かせたわけだ。低賃金重労働、というか、そもそも賃金レスで自由も人権も無しの奴隷として。

 日本の場合は、日本人が「白い人に来てほしくない赤い人」と「黒い人に来てほしい白い人」の二層構造になってるわけだな。そう考えると分かりやすい。