世界も社会も世間も様々であるのだが、個人にとって一番重要なのは、彼自身がどうか、ということ。その一点においては、統計もトレンドも無意味だし、「勝ち組」やら「負け組」やらの「組」で語るのも無意味。彼自身は一個人であり、「組」じゃないから。
またモノホンの勝者なら「組」で語られることを拒否するだろう。団体競技やってんじゃないんだからさ。勝利は彼個人のもの。他にもいるかもしれないが、そいつらの勝利はイコール彼の敗北かもしんない。そのくらいに厳しい世界を生きている。
対して敗者が「組」なのは、十二分に理解できる。すでに戦ってないし、戦う必然も失って、底に沈んでるだけだから。みんな同じでみんなダメ、の「組」として括られて安心している。
老いていくことも「負け」。だから老人は徒党を組んで、なけなしの既得権益を守り抜こうとする。
でもまあ、年寄りは遅かれ早かれ皆死ぬから、それによって大概の問題は解決する。関電の件も、問題の爺が死ぬことによって表面化し、株価や人事やその他の調整がなされて、鎮静する。同じようなポジションの爺は、日本全国に何万人かいるのだろうが、ちょっと待てば皆死ぬ。
大丈夫、未来は明るい(笑) だから若者は勝利を目指せ。「勝ち組加入」なんてアホなことを考えずに(それって絶対、騙されてるから)、君個人が勝者となれ。