三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

地元の問題

 今回の関西電力スキャンダルに関連して、菅原経産相は「原子力は立地自治体や住民の理解や信頼を得なければいけない」と発言しているが、とことん十二分に「地元の理解や信頼」を得ようとした結果、森山栄治元助役(故人)なる地元の有力者(「天皇」とも呼ばれていたらしい)の骨絡みの介在を許してしまったわけでさ、それは当然「地元」の「理解と信頼」の上でのことだろう。

 支那みたいな全体主義国家だったら、「地元」が反対しようが何しようが、問答無用で反対住民を排除し、土地を接収して、原発でも核実験場でも作っただろう。でも「和」と戦後民主主義による地方自治の日本国じゃそうはいかない。

 関電幹部が、爺に押し付けられた金品を返そうとしたら、爺が激昂するわけで、その結果「理解と信頼」が毀損されたら困るんで、返すに返せなかったわけだ。

 で、爺が地元の高浜町に還流したブラックマネーは、関電幹部に無理くりに押し付けた3億2000万どころじゃなかった…かもしれないしさ(笑) そのお金の流れのすべても明らかせねば、片手落ちだよね。「一円たりとも町には入っていない」という証明も含めて、説明責任は、関電じゃなくて高浜町に帰せられるわけだが、どうする? ちうか説明出来るんですか?