馬鹿でかいスピーカーを積んだ街宣車で大音量で軍歌を流しながら町中を走る。沿道の家を戸別訪問して「音楽が聞こえたか？」と訊ね、「聞こえた」と答えた家に「配信料契約」を強要して金を取り立てる。要するにそういうことだ。ＮＨＫのやっていることは。
テレビというものを観なくなって20年以上になる。13年前の2006年には受像機を廃棄し（そこらへんの経緯はブログにも書いている）、ＮＨＫとの受信契約を解約した。
その後も数年に一度くらいだが、ＮＨＫ（の下請け業者だろう）が来るたびに「解約した」とご説明してお引取り願ってた。それが、この1年ばかり訪問の頻度が急に増した。理由は分かってる。「ワンセグ」だ。まったく、とんでもない判決が出たもんだ。
自分が使ってるのは超年代物のガラケーだったし、その後、スマホに買い替えた際には「ワンセグ無し」をわざわざ調べて選択した。
で、来るわけだ。「拡張員」が（笑） 受像機を廃棄して受信契約を解約した旨伝えると「ところで、スマホは何をお使いですか？」と、しれっと聞いてくる。「ほれ」と見せてやり、ワンセグ無しを捜した経緯を話すと、「ちっ」てな顔をして退散する。分かってない年寄りがいたなら、無理くりにでも契約に追い込んだのだろう。
契約1件につき、いくらぐらい貰えんのかね？ こういう手合いを見るたびに「職業に貴賤なし」というのは大嘘であるという思いを新たにする。
