字の汚さについては、こども時代からのコンプレックスだった。自分はそもそも左利きで、小学校に入る前に「箸」と「鉛筆」は右手で使うよう矯正された。もう半世紀以上前の話だ。最近はそういうことはしてないらしい。それどころか「虐待」として禁じられてる? まあいいや。そんなこともあって「自分の字が汚いのは矯正のせい」と決め込んでいた。実際はそんなことはない。同じように矯正しても、きれいな字を書いてる人間はいくらでもいる。つか「きれいな字を書く」のは、それなりの訓練の賜であり、日ペンの美子ちゃんとかに習えば、誰でも身につけることのできる技術だったのだろう。自分はそれをサボったがゆえに、ずーっと字が汚いままだった。今でも汚い。
だから、ワードプロセッサは福音だった。「これで自分も『きれいな字』が書ける」と嬉しかった。ちなみに「きれいな字」というのは、「他人が読める字」という意味でもある。自分の場合、メモ書きレベルの書き文字は、一定時間が経つと、書いた自分自身、判読できなくなることがしばしばある。特に数字。そんくらい汚いのだ。参ったか。
おかげで、同年代の中ではパソコンに習熟するのも相当に早かったと思う。タッチタイピングも20代のうちにマスターした。
そんな自分にとっての「筆記具」は何よりもキーボードである。今まで叩いてきたキーボードは何十枚だろう?(ちなみに数え方は「○枚」なのか?) 半分以上はノートパソコンで、キーが摩耗破損しての「買い替え」も何度かあった。Thinkpadのトラックポイントを偏愛したおかげで、トラベルキーボードをノーパソに繋いでWキーボード状態で使ってたこともあった。トラベルキーボードはまさに「消耗品」で、毎年交換してたのが、絶版状態になり、高っかいデッドストックを買わされたこともあったっけ。
今使ってるのはコレ。ちょっとだけお値段張り込んでみたが、その甲斐はあった。もう半年以上愛用しております。
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