三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

あと、漠然と…

 思い出したのだが、「アイアンマン」のトニー・スタークは独身のダーティー・ミドルエイジで、女に対しても公私混同でだらしなかった。そのトニーを公私ともに「管理」してたのが秘書のペッパーで、仕事と割り切りつつ、事実上トニーの「お母さん」的存在。さらにトニーは「文句ばっか言うならお前がやれよ」的に会社を丸投げしてしまい、ペッパーがCEOに。そのペッパーと最終的にトニーは結婚するのであった。

 それを「部長と2LDK」に敷衍したらどうなるのだろう? 「結婚」はアリエンティであるな。二人とも男っ気なしにずーっと同居したら、限りなく「姉妹」に近くなるんだと思う。すなわち性的ニュアンスは無縁。ああそうか。エウレカ。それもまたビアンなんだ。男を排した女同士の疑似家族関係。それに「絆」「永続性」をもたらすのが「契り」であり、その一つがセックスだったりする、と。そこまでいかなくても、「死ぬまで一緒」はあり得る、と。

 男はどうなのだろう? …あっさりしてんじゃないかと思う。それが「乱交脳」の男の性愛。

 女は多分逆で、相当に引っ張るんじゃないか。男は所詮「種」だが、女は「親友」だったりしかねんから。それ以前に「利権」だし。「はしご」なる言葉を知った時の衝撃は、今なお記憶に鮮明である。(注:「はしご」とは、A子が、B子を介して友達関係になったC子と、B子をすっ飛ばして直接付き合うこと)

 ああそうか。人間関係を「利権」とする発想は、女特有で、男には無い。ビジネスでそういう局面に直面して、初めて理解できること。そんで、あわてて契約したりする。女にとっては、恋愛関係が女同士でアルファ男を奪い合う「修羅の世界」だからこそ、男が絡まない同性関係はキチンと「ビジネス原理」を貫く必要があるのだ。

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