今さらながら、フリードマン「100年予測」を読んでいるのだが、示唆に富んだ内容である。アメリカが「島国」であるというのは分かっていたが、支那もまた「島国」であるというのは目ウロコ。だったら、海に出るしかないわけで、それがここ数年の海洋進出なのだろう。だったらばさ、それをくじくのは「隣の島国」である日本の仕事。もちろん「七つの海を支配する」アメリカ様をバックとして。「海洋進出しても何の得もない」と分かれば、支那は引っ込むしかない。
海と宇宙、さらにサイバースペースである。サイバースペースへの支那の進出をアメリカは叩こうとしているが、それは成功するのだろうか？ 海ほどはうまくいかなそうだ。日本はそもそも勝負する気すらない。アメリカの属国オケーオケー状態。
もう一つはロシア封じ込め。極東でのロシアの経済開発を妨害するのが日本の仕事。そのために必要なのが「返還されない北方領土」。これがある限り、日本は永遠に露助の極東進出をブロックできる。…ということなんだよね、フリードマンさん？
