うちのマンションはエントランスで部屋番号押して、各居住区とインターホンで話した上で、室内から解錠ボタン押してもらって初めて入場できる、というシステム。当然、ＮＨＫの下請け拡張員なんざ中に入れない。「受信契約は13年前に解約してます。新たに契約するつもりはありません」と明言してお引き取り願う。
たいがいの家で門前払いを食らっているので、拡張員の方は悪知恵をめぐらす。その一つが「モニョモニョでーす」と、わざと不明瞭な早口で、宅配便業者を偽装すること。聞き返しても「モニョモニョ」としか言わない。宅配だろう、と解錠するのを狙っているのだ。自分の場合は、十分分かっているから「聞こえません。もっとはっきり名乗ってください」と繰り返し要求する。そこで初めて「ＮＨＫの＊＊（池袋だったり板橋だったり）の方から」と白状するので、「解約しております」とご説明してお引き取り願う。
参院選で「ＮＨＫから国民を守る党」が議席を取り、政党要件も獲得したので、焦っているのかね？ つまり、「世間がうるさくなるから、拡張は控えろ」てな指示がＮＨＫ本体から出ることを予想して、それまでに受信契約を荒稼ぎすべく、拡張組織が構成員の尻をひっぱたいているのかもしれない。
ちなみに「本体」の、木田幸紀放送総局長は、24日の定例会見で、
「受信料制度やその公平負担について、誤った理解を広めるような行為や言動については、きちんと対応し、明らかな違法行為は放置せず、厳しく対処したい」
とのたまわりました。不払い運動を推進し、具体的な方法（銀行口座からの自動引き落としをやめて、振込用紙が送られてきたら無視する）をレクチャーするＮ国党を意識しているのは明白だ。
それにしても「放置せず、厳しく対処したい」とは強く出たもんだ。これでまた、Ｎ国党を支持する若い連中の体温が何度か上昇していることだろう。
Ｎ国党代表の立花孝志参院議員（になったんだ）は、改憲賛成とバーターでＮＨＫスクランブル化はどや？と安倍政権に持ちかけている。ドナルド・トランプも呆れる「ディール」っぷりだが、木田の心胆を寒からしめるには、こんくらいがちょうどいいのかも。
まあ、この先しばらく、Ｎ国党からは目が離せんね。
