三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

電子書籍三年目

Amazon KindleGoogle Booksも未だ日本上陸ならず、業界的には「幕末」状況が続いているようだが、三鷹個人は既に電子書籍3年目に入った。これまでの流れを振り返れば、
2010年7月に金ちゃん(Kindle2)とドキュメントスキャナ(ScanSnap S1500)をゲットして、自炊中心にスタート。1年4ヵ月で130冊ほど読む。全読書のざっくり三分の二が「電子」に移行。
2011年11月末にリーダー(Sony Reader PRS G1)に乗り換え。年末までに22冊読む。うち「正規」が10冊で残りは自炊。
そして3年目の2012年。
去年の夏以降、電子書籍の出版点数が飛躍的に増大しているようで、リーダーストアも紀伊國屋のKinoppyも棚が充実してきた。講談社の「スティーブ・ジョブズ」のように紙と同時に(同定価で)出してそこそこ売れた例もある。
リーダー買った時点では「正規は1割くらい」と予想していたのだが、読みたい本、読もうとする本の3割は電子版が存在する、という状況。残りは相変わらずの自炊。新刊の書籍を買ってきて、即日カッターで断裁→スキャン→紙は廃棄という蛮行にもとうの昔に慣れた。筋金入りの書籍破壊者である(笑) 電子書籍を紙と同時に発売してくれれば余計な手間がかからないので、ぜひ希望したいところ。
さらに蔵書の自炊も始めた。これまでは読了後、廃棄する本、とっておく本と二択だったのが、電子化する本とで三択になった。
三鷹の場合、電子化で有難いのはハードカバーが読めるようになったこと。
これは実に小学生時代からなのだが、三鷹は机に向かって座って本を読むということが出来ない。昨今なら学習障害認定されたかもしれない。その代わり、机に向かって座る以外のほとんどすべてのシチュエーションで本が読める。ベッドの中、電車の中、トイレも風呂も食事中も居酒屋のカウンターで酒呑みながらでも本が読める。ちうか本無しじゃいられない。
故に「持ち運べる」ことが本の必要条件となる。それも複数冊。出先で読むものが無くなる恐怖を考えれば、最低でも3冊は持ち歩きたい。ハードカバーだとそれだけで鞄が一杯になってしまう。
金ちゃんでもリーダーでも自炊本が数十冊入る。文庫新書もハードカバーも変わりない。これなら「安心」である。

FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500

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