通常の書籍ならScanSnapの「スーパーファイン(カラー/グレー300dpi、白黒600dpi)」で十分。モードを「自動」と選択すれば、文字ページは白黒モード、写真の入ったページはグレーモードで記録される。
問題は陽に焼けた古本。「自動」ではすべてカラーモードで記録されてしまうため、白黒モードでスキャンし、写真が入ったページのみグレーモードでスキャンし直し、切り貼りする必要がある。めんどくさい。
さらに難問なのはまんがの場合。同じく「スーパーファイン」でカラーページはカラーモードで読み取る。モノクロページは「自動」にすると画風によって「白黒」「グレー」とアバウトなので、基本白黒モードで読み、元々カラー原稿だったのをモノクロ印刷したページはグレーモードで読み取る。
通常の書籍の場合は自炊作業によって、劣化したメディア(紙)からコンテンツ(印刷内容)をサルベージするという意義がある。しかし「絵」はどんなやり方をしてもスキャンによって必然的に劣化する。本当に好きなまんがは「紙」で保存するのが一番。で、それ以外はスキャンするまでもなく邪魔になれば廃棄というのがストレス溜まらないと思う。
スキャンレベルでいいから、当面は手元に残しておきたいまんがが自炊対象。そう多くは無い。資料的なものとか。
ああ、それと一つ「謎」なのが、オプションで「文字列の傾きを自動的に補正」を選択してまんがをスキャンすると、逆に傾いて記録されるページがしばしば発生すること。
本一冊を自炊する所要時間は、カッターによる裁断も含めてざっと15分。裁断器があればもっと早いかと言うと、どうだろう? ハードカバーのクルミをカッター使って切り離して、その後裁断器にかけてうんたらの手間を考えれば、いきなり中身だけ切り出せるカッターのほうが早い、早いぞ!…と切り裂きジャックモード(笑)
でもまあ、蔵書の大半を自炊しちまうことを考えれば、裁断器導入は必須かも。ちと考えよう。
いろいろあるようだが。
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