三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

「木曜日のリカ」

実は単行本で通して読んだことが無かった。これも縁と、Yahoo!コミックで税込294円払って読んでみる。炸裂する「70年代感覚」にメロメロに酔わされる(w
内容を簡単に説明すると、ヒロイン・美木本リカはテレビタレントで、木曜日のレギュラー番組(「徹子の部屋」みたいなの)の司会をやっていることから「木曜日のリカ」との愛称を持つ。
だが、彼女の裏の顔は「ノーベル殺人賞」を受賞した唯一の女で、殺しのプロ。少女とみまがうほどのスマートでコケティッシュな容姿にして、銃器の扱いはゴルゴ13並み、車の運転はプロのレーシングドライバー級。状況に応じて、婦人警官、ナース、セーラー服など、コスプレ変装もお手のもの。イマドキのおたくお兄ちゃんがたの「萌え」要素を30年以上前に先取りしている。
しかし性格はむしろ古風。クールを気取りつつも、正義感に溢れ、涙もろい。「ワイルド7」の飛葉に近い。
最近のまんがには無い、独特のネームがイカす。「わたしをメロメロにさせるつもりね く…くそっ!!」とか「わたしは女よ いつまでも美しくありたい… 生きているときでも死んだときも…」とかさ。ちなみに前者は悪の殺し屋に捕まって麻酔薬代わりの「ウォッカ1CC」を注射されるシーンで、濡れ場でもなんでもありません。

↑実本?は絶版状態のようなのだが、古書が時たま出品されるようなので、いちおう張っておく。