三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

米軍のファルージャ市民虐殺?

以下は日垣隆「世間のウソ」新潮新書よりの引用。

日本人人質事件の一週間ほど前(3月31日)、このファルージャで、アメリカ国防総省と契約した武装警備のプロ(元特殊部隊兵)4人を、一部住民が殺害して死体を橋にぶら下げたことへの報復として、ブッシュの命令により、この後一週間で米軍は700人もの罪なきファルージャ市民を火炎放射器で焼き殺しました。
NGOと病院スタッフおよび現地取材にあたったアルジャジーラ放送によれば、犠牲者の90%が女性と子どもでした。

日垣はこれを「ファルージャの悲劇」と命名し、ベトナム戦争時のソンミ事件と並ぶ「大虐殺事件」と認定するのだが、それって本当?
後半のアルジャジーラ報道はマユツバだとしても、日垣が言う通り「罪なきファルージャ市民700人を米軍が火炎放射器で焼き殺した」ならば、米軍にとっては、アブグレイブ収容所以上のスキャンダルなはず。なのに日本でもアメリカでも報道されてない。なんで?
日垣に対してはアンチ「買ってはいけない」で高く買っていた。この本でも「部活のウソ」など実感レベルで納得できる論考があった。最後まで読んで疑問を抱くに到った。残念である。