三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

D70第一印象

D70を週末二日間使った印象を記そう。起動がメチャ速いのは良い。「0.2秒」と公称している。首からストラップで下げていたら、数秒で撮影体勢になれる。レンズキャップを外しておけばさらに速い。起動時間の遅さはC-730で気になっていたところ。U10が有用だったのは、目立たないからだけじゃない。家庭内のスナップでおもしろいのはU10がゲットしていることが多い。連射速度など撮影スピードがそのものが速いのは予想通り。
もっぱら「ノーマルLサイズ」で撮っているのだが、これだとC-730とさほど変わりない。画素数の大きさは単純にデータ量の多さ。CCDの大きさは実感としては分からない。レンズ性能の違いはよく分からない。10倍ズームの画期性が失われたことの方が大きい。以上、全て印象で書いているが。
今んところ、機動性はあるが、図体はでかい、というところ。驚きのレベルが低いのはしょうがないだろう。U10はその劇的な小ささと、撮影場所を選ばないレンジの広さに驚かされた。C-730は10倍ズームとマニュアルだな。久々の「本格カメラ」という印象だった。D70は、カメラ本来の基本に立ち返った、というところか。とりあえず、オートで何でもパシャパシャ撮れるというところ。3年ほど前に会社備品のEOSを台湾取材に同行させたときを思い出す。あれは銀塩だったが、「一眼レフってこんなにバカチョン化してたのか」という驚きがあった。カメラとしての質感、持った感触の「本格っぽさ」は、今まで買ったカメラの中じゃ最高。値段の割りに、ということもある。少なくとも質感はオーバースペックなんじゃないか?(笑)
一眼レフに対するコンパクトデジの利点は分かった。ファインダーだ。一眼レフは構造上というか、設計コンセプト上、銀塩時代のファインダーを踏襲するしかない。構図とピントは覗いた通りだが、その先は分からない、ということ。コンパクトデジは、CCDが現に感知している「絵」をファインダーに送り込んでいるから、ビデオカメラを覗いているようなもんで、露出の違いや画像の粗さまである程度見当がつく。これに慣れていると、一眼レフのファインダーの「貧しさ」に驚かされてしまう。