広告代稼ぎの「POSTFUM」だが、目の付け所がユニークで、ついつい見てしまったのが2度目。今回は「懐かしいけれど、現在は必要なくなってしまったもの達」。
メモっておこう。
タウンガイド(電話帳)。
ネガフィルム。
CD。
写真アルバム。
牛乳瓶用の木箱。
ホームアンテナ。
ファクス。
古い折り畳み式の携帯電話。
ポケベル。
壁に備え付けられた電話置き。
携帯用ラジオ。
ボタン式の照明スイッチ(→トグル式)。
地下室にポツンと置かれたトイレ(ピッツバーグ式トイレ。作業員用? 汚水の逆流を防ぐために地下室に置いた?)。
洗濯物シュート。
地下室に繫がる小さなドア(配達された石炭の投入用)。
2つ目の階段と隠し部屋(地下室や天井裏の使用人部屋と、そことダイニングやキッチンを結ぶ通路であるらせん階段)。
家の壁の中にミツバチの巣箱(壁養蜂)。
薬品戸棚に謎の投入口(使用済みのカミソリの刃を投入する。刃はそのまま壁の中に留まる)。
玄関ドアの上の窓(採光窓)。
牛乳用ドア:戸棚につけられた小さな箱。
固定式キャビネット(氷冷蔵庫。外から氷を入れられるようになっている)。
家の給仕用エレベーター。
家の入り口近くに設置された小さいコレ、実は靴の泥を落とすためのもの(boot scraper。フランス語で「デクロトワール」)。
壁や天井にわたされた額長押(がくなげし)。
天井の銅線と銅管(碍子引き配線)。
キッチンデスク(フージャーキャビネット。1890年代に人気)。
壁内蔵型ベッドとも呼ばれた収納式ベッド。
床の真ん中にあるボタン(執事ボタン。使用人呼び出しボタン)。
離れの小屋はサマーキッチン(19世紀に人気。母屋の温度を上げないため。使用人や奴隷用の寝室付きも)。
外壁に沿って設置されたコールドクローゼット(野菜果物保管用)。
電話線の差込口(モジュラージャック。これは今でもフツーに使ってね?)。
壁に貼ってある以外の紙の地図。
VCR(ビデオ)。
目覚まし時計。
電卓。
紙辞書。
手動の缶切り。
小さな黒い冊子(電話帳)。
壁掛け時計。
アメリカ独特の歴史を感じさせるアレコレが興味深い。配達人が家の外からブツを入れる窓。…石炭、牛乳、氷。使用人や奴隷!が家にいる前提の設備…隠し部屋、らせん階段、執事ボタン、サマーキッチン。階級社会の産物である。