キングジム製のテキスト入力専用機。ポメラDM200。モバイル状況において、日本語で文章を生成するための最強ツールである、と断言する。1日3000字以上書いている自分にとっての、自宅以外の「出先」でのベストのペン&ノート。
何よりも軽い。わずか580グラム。それでいて、相当のヘビーデューティーに耐えるキーボードを備えている。もう2年半、毎日酷使しているが、ヘタレない。故障もない。そこらへんのノートパソコンのキーボードなど及びもしない。
立ち上がりは瞬速。PCに電源を入れて立ち上がるまでに、ポメラで200字は軽く書ける。
画面は横位置7インチの液晶。実際はカラーなのだが、モノクロ仕様。バックライト付きで、屋外でも見やすい。文章作成には十分な大きさ。
インターフェイスはUSB2.0(microB)でPCとの連携は十分。
文字コードがシフトJISの他、ユニコード(UTF-8)も使えるのが、自分的には大きなメリット。これでスペイン語もフランス語も扱える。
ポメラ一台バッグに入れておけば、世界中、どこにいても文章を生産できる。板橋の昭和喫茶でも、大阪ミナミの串揚げ屋カウンターでも、スペイン・セビリアの公園のベンチでも。…通りすがりのこどもに覗かれて「このチノ(支那人、転じて東アジア人一般のこと)何か面白いことやってるぞ!」とアナウンスされ、地元こども集団に囲まれたこともありましたが。
お値段は、実勢価格でamazon3万5636円。ちとお高い。これが1万円台まで下がれば、イッキに普及するんじゃないかと愚考する。
後発のDM30を新発売のその日に買ったのだが、正直ダメだった。折りたたみキーボードは素晴らしかったが、電子インクの画面の反応の遅さと、ユニコードを省かれたのが自分的には致命的な残念。DM200の正統な後継機に期待したいところ。