三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

インテグリティ欠如例

 某大手企業が掲げる従業員の遵守目標に「インテグリティ」なる耳慣れぬ言葉が出てきたので調べてみる。「高潔さ」という意味でドラッガーらしい。それが欠如した例というのが一番分かりやすい。書き写しておこう。

人の強みではなく、弱みに焦点を合わせるもの/冷笑家/「何が正しいか」よりも「誰が正しいか」に関心をもつ者/人格より頭脳を重視する者/有能な部下を恐れる者/自らの仕事に高い基準を定めない者 

 これはしかし、兵隊なら当たってるが、将校なら逆に「必要な資質」ではないか? 「敵の弱みを突く」「性悪説のシニスト」「善悪より友敵」と置き換えると分かりやすい。「人格より能力」は当然。「有能な部下」は叩いとかないと統制が乱れる。「泣いて馬謖を斬る」なんて話もあるし。「高すぎる作戦目標」が部隊を無用な危険に晒すことも多々あるし。

 ビジネスが「戦争」であるとしたら「インテグリティ」遵守が「弱さ」をもたらす可能性も考慮すべきではないのか?