三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

年末ジャンボからくじ

 もう随分前から「宝くじは買うな」と人に説くのをやめている。買わない奴はそもそも買わない。買う奴は何を言われようとも買うし、外れた時に(確実に外れる)「あいつが外れると言ったせいだ」と恨まれる可能性すらあるから。
 20代から60代まで、えんえんと宝くじを買い続けてきた爺婆がいるとして、「買うな」は馬耳東風だろう。これまで40年間外れ続けてきたんだから、もうすぐ当たりが来るはずだ、と信じているわけだから。「当たらない」と言われたら、人生を丸ごと否定されたと感じても不思議ない。そんな残酷なことは言えませんですよ。

 その代わりに、投資について相談された際に、宝くじを買ってる人間には、株も投信もFXも一切勧めないのを「鉄則」としている。確実に失敗するから。

 にしても「今まで外れてきた」→「今度は当たる」という思考は、希望的観測というよりも、必敗への高速道路ではなかろうか。「うまい話」に何度となく騙される詐欺被害者を連想する。「何度も騙された」→「今度こそ儲かる」と自分から詐欺師の罠にハマっていくような。