朝日新聞の「国米あなんだ」なる女性記者が「ハーフって得？」などという記事を書いてて、例によってジェンダーフリーだの何だのにこじつけてるが、アホくさい限りである。どうせなら障害者にインタビューして「障害者って損？」とでも書きゃいいのに。絶対やらんだろ。
ハーフも障害も、さらに言えば容姿の美醜も身長の高低も偏差値の上下も生まれ育ちの良し悪しもすべて「個性」であり、全部ひっくるめての「個人個人」それぞれだろう。そこから特定の要素だけ抽出して、それを損得で語ることのアホくささ、くだらなさを嗤ってやりたい。いや、どうせなら思い付く限りのあらゆる要素でやりゃいいんだ。「デブって損？」とか「巨根って得？」とか「在日って得？」とか「メンヘラって損？」とか。ああ「損得」をあらかじめ付けると先入観に縛られるから、「損？得？」と両用に訊けばいい。
もしも自分がアンドレ・ザ・ジャイアントのような巨漢だったり、アンジェリーナ・ジョリーもびっくりの美女だったなら、違った人生だったかもしれんし、意外と今とさほど変わらぬ人生だったかもしれん。そこに「巨漢」や「美女」という属性が無関係とは思えんが、それが絶対とも思わない。プロレスラー並みの巨漢が早稲田の商学部出て多国籍自動車メーカーの支社長やってる例もあるし、美少女モデル出身で田舎の農家の嫁になり、こどもが5人いる女丈夫だっているだろう。彼らにピンポで「損？得？」と問うても、一言じゃ答えられんでしょうよ。
