三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

サルの正義はザルでいい

 人間は「罰を受けるに値するものが害を受ける際には喜びを覚える」そうで、これは6歳児からのことだそうだ。で、この「正義の執行」を見たがるのはチンパンジーも共通で、要は「正義はサルでも知っている」ということ。

 そんなものがもしも「天網恢恢疎にして漏らさず」的に執行されたなら、地獄行きの高速道路建設に等しい。だから、ザルで掬う程度のゆるい執行で良しとすべし、というのが「大人の思想」。「バレなきゃ犯罪じゃないんですよ」というのにも一理あるちうことだ。

 純粋真っ直ぐな中学生女子が、読心能力のあるセーラームーン(仮)に変身し、その潔癖さを100パー発揮して「正義」を執行したなら、世の親父、爺、兄貴の95%が殲滅されるかもしれない。「あたしのことを見てイヤらしいことを想像した」的思想犯として。ただしイケメンは除く、かもしれんが。この世を地獄と化するのには「そんなもん」で十分なのだ。