年金生活者は反対するだろうけど、まっとうな経済成長の結果としての、適度なインフレこそが望ましい。
インフレによる金融資産の目減りについて、今思っていることを書いておく。実際にインフレが加速した時点で、それにヘッジした「弱気」な運用法が出現するだろう。単純には銀行の預金金利が上がること。下手に先走って「運用」を試み、失敗して資産を毀損するほうが怖い。積極的にリスクをとる必要がない以上、リスクはとらないのが正しい戦略。
国も銀行もリスクはとりたくないわけだよ。だから、国民にリスク負担を要求する。それがiDeCoやNISA。誘導のために税制で優遇する。今回の「2000万円足りない」リポートも、つまりはそういう趣旨で出されたもの。リスクとって投資しろよ、と。
それに対抗する戦略は、例えば、iDeCoメイチやって節税した上で100パー「定期預金」にしてリスクを回避する。これが「正解」だと思ってる。
運用失敗して資金を目減りさせても手数料はしっかりとる「投資信託」なんて詐欺みたいなもん。本気でリスク取って稼ぐつもりなら、ネット証券使った手数料ミニマムの単位株売買しかないと思っているから。自分は現にそうやってきたし、今後もそうする。そんだけ。
