職場に「高校の後輩」を名乗る人間からのセールス電話が入った。
普段なら歯牙にかけぬのだが「外貨預金のお薦め」と言ったので、つい「手数料高すぎるからやんない」と応えてしまった。これこそ向こうの思う壺で「1ドル40何銭というお得さです」と言う。（通常は往復2円）
「1本50万で、証拠金を置いてもらい」うんたらとまくしたてるから、あからさまに怪しく思い、先方の会社名と電話番号を聞いて「興味があったらこちらから電話する」と言ってやる。そしたら「とにかく一度お会いして」とうるさいので、「だったらいらない」と切る。
あれこれググって調べてみたら、どうやら「外国為替証拠金取引」というものらしい。レバレッジを使って証拠金の数倍から数十倍の為替取引をするという代物で、証拠金以上の損をこうむる場合もある、と。商品先物取引レベルの危なさだ。ンなもん絶対にやらねーよ。こんなもんを「外貨預金」と称するとは、あきれたもんである。
こういうことが即刻確認できるのもインターネット時代の有り難さだ。わけわからないまま話を聞いていたら、どんなところに連れて行かれるか分かったもんじゃないからねえ。
