三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

キャスト アウェイ

レンタルビデオ屋でDVDを借りて観る。
こんだけの話をダレさせずに最後まで観させるのは第一に演出の力。もちろん役者の演技力もある。ラストシーンから逆算するに「孤島だろうとそれ以外のどこでだろうと、人間は自分自身の目標を見つけて、それに向かって歩き続けなければいけない」というメッセージが作品のテーマか。
現実に引き寄せれば、あそこまでちっぽけな島じゃ、4年どころか1週間も生き延びることができそうにない。ようやっとこしらえたイカダにどれだけの水やら食料を詰め込めたのか? そのへんの「できっこないや」感も実は演出のうちなのだろう(笑)
ハリウッドの底力を感じさせられた。日本映画でも企画可能だっただろう。オールロケで低予算で撮れそうだから、企画も通りやすかったんじゃないか? だがしかし、このような作品に仕上げるのは絶対不可能だった。ちうか「絶対不可能だった」と思わせてしまうのが、日本映画の限界なんだと思う。