三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

電子書籍も本なら装丁が大事

別章を立ててみた。タイトル通り。装丁だけじゃなく、フォントや段組み等の本文デザインも。
自炊を始めた当初、三鷹もどちらかと言えば「読めりゃいいじゃん」派だったから、ハードカバーも文庫本も本文だけ切り出してスキャンしていた。カバーも帯も即捨て。新書やビジネス書はそれでもいいのだが、小説やエッセイなど「文芸」系だと何か違うように感じるようになった。最近の本は平積みを意識して、カバービジュアルに相当の手間を費用をかけている。それがゴソっと欠落し、本そのものじゃなく、本になる前の原稿のプリントアウトやゲラを読んでいるような感覚? そこでカバーや、新書の幅広帯も別にスキャンして、本文と合体させてみた。それだけで格段に「本」らしくなったのは我ながら不思議。
パソコンのファイル表示で「縮小版」を選択すると、PDFファイルの場合、最初のページが表示される。これが無愛想な本文扉なのと、美麗なカバーイメージなのとでは、印象がじぇんじぇん違う。後者の方が圧倒的に「本」である。
以後、手間を厭わずカバー類(俗に「付き物」と呼ばれる)も炊き合わせるようにしている。