三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

魚香茄子

魚香茄子

某巨大掲示板の中華料理の掲示板で、四川料理についてアレコレ読み書きしているうちに、自分でも作ってみたくなった。陳建一の本を買ってきて、最初にトライしたのが「魚香茄子」。
「魚香」と言いながら、調味料は豆板醤、甜麺醤、酒、醤油、砂糖、酢にショウガ、ニンニクと、海産系のものは一切無いという、四川料理七不思議の一つ(嘘)
本来さかな(四川だから淡水魚)料理用の味付けの応用だったから、というのが一応の正解。元は、豆板醤の代わりに「魚海椒」という唐辛子入りの魚醤を使ったから、と陳はより突っ込んだ説明をしている。
高温の油でナスを「油通し」するのがコツとのことで、やってみたのだが、けっこうな量の油をナスがたちまち吸い込んでしまうのに驚いた。油の温度が低かったのと、作業がもたついたせいだろう。でも、食ってみると「おなじみの中華味」なのだ。結果、ファーストトライながら、家庭料理の域を超え、そこらへんの中華料理屋に準じるくらいの味になった。中華料理においては、油の多量消費(=食う立場からすれば多量摂取)を恐れてはいけない、と知るに至った(笑)