三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

「ヘイト」なんて言葉を使うのはやめよう

 ここは日本なんだから、日本語を使おう。

「**人は出ていけ」と言うのは、**民族に対する排斥、弾圧、非難などなど。好ましいことではない。「和」を尊ぶ歴史的文化的伝統を誇る日本人としては、戒めるべき言葉。

 対して、愛知トリエンナーレでやった「昭和天皇の写真を焼いて燃え殻を踏みつける」というのは「不敬」。それも相当に度を越したもの。戦後「不敬罪」が無くなったからといって、「不敬」が許されるわけじゃない。これはもうホント、絶対に。

 この両者を「ヘイト」などという、よく分からない外国語で並列しちゃいけない。まったく違うものだから。

 そもそも「新しい言葉」を持ち込むのは、サヨクの得意技なのよ。「古い言葉」は歴史的に多層的に複雑に意味づけられているが、「新しい言葉」は言ったもん勝ち。「排斥、弾圧、非難」と「古い言葉」で言えば、その是非を論じる余地があるが、「ヘイト(=悪)」と「新しい言葉」で決めつけてしまえば、問答無用で「悪」と断じて、それでおしまい。

 天皇陛下に対する「不敬」というのは、「ヘイト」などという「新しい言葉」で置き換えられるもんじゃない。日本人個々に対して、自分自身が拠って立つ価値観を問われる言葉。

 サヨクにも届くだろう言い方をすれば、日共も立民も「不敬」を堂々と言挙げしていない。理由は簡単。それをやった瞬間、支持率ゼロになるから。