三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

月刊ビッグガンガン

 コミック雑誌はもうほとんど読んでいないのだが、数少ない例外。お目当ては「魔法少女特殊戦あすか」。

 くるみがお目々グルグルのまんま引いて、先月休載だったので、2か月ぶりの再会。凄惨なイジメの過去が明らかに。父親がレイプ殺人犯の「元少年」だったと。その父親にレイプされそうになったり、母親も兄貴も屑だったりと、予想の斜め下を行く惨状。

 自分は何となく、くるみはけっこういいところのお嬢で、親が高級官僚か大企業のエグゼクティブで、汚職だか公害だかで失脚、イッキにどん底へ、てんじゃないかと思ってた。ここまで生まれ育ちが悪いとは思わなかった。

 にしても、この作品の魔法少女は、あすかが中流家庭出身である以外、全員下層下流なのな。ちさとは沖縄DQN家庭出身だし、ナーズィニーは母親に売られてる。タマラは姉の売春で生きてきた。ミアは不明だが、言葉が汚いこと、歯が溶けそうな甘いものを好むとか、トレーラーハウス住まいのプアーホワイト出身であろうことは想像に難くない。ペイペイが意外と上流だったりして。上海あたりの新興ブルジョアとか。いや、ピンで殺し屋稼業やるとか、じゃりン子チエなみの生活力は、絶対に上流のもんじゃない。

 要するに基本が「マッチ売りの少女」なのだ。マッチの代わりに魔法をゲットして、不幸だった人生をリビルドしているわけだ。