三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

MT車雑感

MT車を運転して楽しいのは何故か、考えてみた。
車を思い通りに動かしている、という自在感、身体感覚の延長感が楽しいのだ。
車を運転している、と言うが、具体的には、操舵はハンドル、パワー制御はアクセルとブレーキ(MTの場合はもひとつクラッチ)だ。ハンドル操作はMTもATも変わらんが、パワー制御はMTのほうが圧倒的に精密。操作ミスればダメージでかいのもMT(笑) ATは良くも悪くもおおざっぱ。適当にアクセル踏めば適当に走るし、ブレーキ踏めば減速する。
MTはアクセルワークがそのまんま車の挙動に反映される。アクセル踏んだだけ速度が増すし、戻せばエンジンブレーキで減速する。クラッチワークはさらに微妙。
クラッチ繋いで発進する際、エンジンパワーが手足の先にあるマシンにみなぎっていく感覚が、これまた絶妙に気持ちいい。ローで走り出した時点で右足のアクセルの先にエンジンがあり、駆動輪を自在に動かしている。セカンド、サードとエンジンパワーが速度に変換されていく。その自在感がたまらない。
書いてて気づいたが、普段が自転車オンリーだからかもしれない。自転車においては、エンジンは人力0.7馬力。それをギア操作で効率よく速度に変えていく。それが軽自動車の50馬力となり、自在に扱えるとなれば、自分自身が70人力の巨人に変身したかの如き錯覚を覚えるのだろう。動かすブツはせいぜい15kgの自転車から、800kgの軽自動車に代わっているのだが、それでもパワーは絶大だ。