三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

インド料理屋増殖中

ここ1、2年やたらと目立つようになった。「インド料理」との看板をかけ、インドの旗を揚げていても、やってるのがパキスタン人やネパール人の例もあるようだが、とりあえず「インド料理」と一括りにさせていただく。
内容は、本場風のカレーとタンドールで焼いたナンやチキン、サモサ、辛いサラダ、飲み物はラッシーやチャイ。以前からのインド飯好きにはお馴染みのライン。違うのは値段。安い。老舗のマハラジャ(閉店したらしい)やナイルレストランなどと比べると、実感として半額、いや1/3くらい。なのに味はさほど変わらない。実は「行列のできるラーメン屋のラーメン」と「『行列のできるラーメン屋』とパッケージに書いてあるカップめん」くらいの違いがあるのかもしれないが、自分の舌では判別できない。どっちもスパイシーだし(笑)
日本人の味覚レベルが全体に上がって、いわゆる「カレー」じゃない、本場に近いインド料理を受け入れる層が広がったのだろう。大衆化により客単価は下げやすくなる。和食や海鮮系中華などと比べれば、材料費は知れたものだし、ニューカマーのコックやウェイターを使えば人件費も安く上がる。結果、「インド料理」の大幅な価格破壊が実現してしまった。マハラジャの閉店もそのせいかもしれない。事情はまったく知らんのだが。