三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

山本英夫「殺し屋1」

「殺し屋1」第1巻を読む。5年ぶりぐらい? あらためて読んでも胸糞悪くなる印象が新鮮。そういや、これが連載されてた頃のヤンサンも、他の青年誌も、胸糞悪くなるようなまんがばかりだった。かと言って、それ以前のラブコメも最低だし、それ以後の…なんだろ? ともかく面白いまんがなんてほとんどありゃしない。「殺し屋1」は胸糞悪いが、少なくとも優れたまんがであることは確かだ。もちろん面白い(笑)
イチが自転車乗ってることに初めて気づいた。ちうか意識に入ってきた。マウンテンバイクだ。殺しの現場の新宿歌舞伎町から、10時間漕いで海辺の別荘まで帰ってる。空手の足技を殺人技とするイチは「脚を鍛えるため」とか言っている。自転車乗りの実感からすれば、新宿から150km〜250kmだが、千葉か湘南のような雰囲気だ。東京100km圏内。ここから察するに山本は自転車乗りではない。でも、いい年こいて自転車乗ってる奴→なんか危ない→「殺し屋1」のキャラ立てに使える、てな連想ゲームだったら、当たっている(笑) イジメ被害者→殺し屋というイチのプロフィールと「自転車10時間」の相性は悪くないと思う。