三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

サイクルコンピュータ

サイクルコンピュータ

自転車用のスピードメーターだ。現在の走行速度の他、走行距離、走行時間、最高速度、平均速度などが表示される。時計にもなる。
スポーツ自転車(ロードレーサーとかマウンテンバイクとか)に乗っている人間にとっては平凡なアイテムらしいが、それ以外の大多数は、存在すら知らないだろう。三鷹も自転車乗らなきゃおそらく生涯無縁だった。
「コンピュータ」を名乗っているが、お値段は数千円からせいぜい数万円。三鷹はアマゾンで2680円で買った。高いクラスになると、高度計が付いてたり、ワイヤレスだったり、腕時計式で脈拍を測って「無理すんな」とか「もっと漕げ」とかアドバイスしたりするらしい。
仕掛けは簡単。前輪フォークにセンサーを取り付け、スポークに小さな磁石を取り付ける。磁界の変化で車輪の回転数を察知し、ハンドルに取り付けた本体に表示する、と。摩擦部分がゼロだから、走行への負担もゼロ。良く出来ている。
さっそく荒川を走ってみる。信号も無く、自動車もいないサイクリングロード。普通に漕いで時速20キロ。根性入れて漕げば30キロというところ。自動車やオートバイなら、20キロも30キロも大差ないが、自転車だと文字通りの「大差」である。
この「サイクルコンピュータ」を、素人が購入する難しさについて、三鷹自身の実体験として書き記しておきたい。自転車関連の本で、その存在を知ってからも、どこで買えばいいのか分からなかった。街場の自転車屋やホームセンターじゃ扱っていない。ヨーカドーにも無い。
で、ネットで捜すこととなる。ググって商品そのものの存在は確認できたが、不明点が複数。まず、商品は本体のみなのか、センサー、磁石その他の必需パーツとのセットなのか? センサーも磁石も、さらには本体に装着するボタン電池すら「別売」リストに記されているなら、当然の疑問だろう。次に、購入者が自分で装着できるのか否か? できるとして、必要な工具は何か?
結果として、以上の情報は得られなかった。それでも購入したのは「2680円」という安価だったから。で、必需パーツもセットされていて、手持ちの工具のみで自分で装着できたから、結果オーライ。
でもまあ、この手の商品を、もちっと売りたいと思うなら、もちっと丁寧な対ユーザーケアが必要だと思う。それさえ出来れば有望な商品だと思うよ。「スポーツ自転車ユーザー」の、百倍千倍レベルで存在している「ママチャリユーザー」に売り込もうとか、考えていないのだろうか? ダイエット系のデータを加味したりすれば、馬鹿売れも夢では無いと思うのだが。