三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

「デビルマン」としての「ハウル」

ふと思いついたのだが、それを徹底すれば、それなりのドラマは構築できたのではないか、と。
(以下「ハウル」についてのネタバレ含有)
悪魔カルシファーと合体することにより、凄まじい魔力を身につけたハウル。だが、アダルトチルドレンで、基本ニート時々ひきこもりな毎日。要するに役立たず。
ハウルの師匠・サリマンは、隣国との戦争にハウルを使いたい。そこで、ソフィーを利用する。「守りたい人がいる」(ちなみにこれは陸自のキャッチコピー)「逃げちゃダメだ」てなライン。
デビルマンに変身し、敵戦闘機、爆撃機と戦うハウル。出撃をするたびに、人間から遠ざかっていく。そんな彼を一生懸命お世話するソフィー。
だがしかし、戦局は厳しい。劣勢を一挙に挽回する奇策として、サリマンは、ハウルによる敵首都特攻を立案する。ハウルが敵首都に飛び、悪魔の力を全開にすれば、核兵器並みの破壊力で敵首都を壊滅させられる。
戦争には勝てるかもしれないが、百万単位の人間が死ぬ。その上、ハウルは魔王と化して、地獄行き。二度と人間には戻れない。
サリマンの計画を知ったソフィーは、……どうすんだろ?
1.「喧嘩はやめて、私のために争わないで」とハウルを説得する。
2.サリマンに直談判して中止してもらう。
3.敵首都に行って「人間の盾」となる。
4.「しょうがねえか」と成り行きにまかせる。
5.自分も悪魔と合体する。
とまれ、結果的にサリマンの計画は頓挫し、和平が実現し、ハウルは人間に戻れる。で、ソフィーとハウルは幸せに暮らせる。
逆にサリマンは破滅しなければバランスがとれない。「散り急ぎゆく桜花」てな辞世の歌を遺して潔く腹を切る、と。なれば、サリマンの性別も変えておいたほうがいいかも。