三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

CDRの焼き方

数年来の疑問が一つ解消した。CDRの焼き方である。
自宅で使用しているのは3年前に買ったThinkPadで、DLA(Drive Letter Access)という方式がデフォルトになっている。10数秒でCDRをフォーマットし、後はドラックandドロップで簡便にファイルを書き込める。もっぱらデジカメ画像のバックアップに使用していた。
DLAで作成したCDRは、DLAが入っているパソでしか読めない。「互換化」という後処理をすることにより「大多数のパソコンで読めるようになる」とのことだった。ところがこの「大多数」が曲者。自分の経験では「互換化」しても半数以上のパソコンでは読めない。デジカメ画像をCDRに焼き、DPE屋に出してプリントしてもらおうとする場合も「開けません」と返されるケースがしばしば。これでは他人とのデータのやりとりには使えない。CDRとは機種依存性の高い「使えない」メディアだと思っていた。
このDLAが「外せる」と分かったのは、つい先日のこと。「マイコンピュータ」で光学ドライブを選択し、「プロパティ」→「書き込み」と開き、「このドライブでCD書き込みを有効にする」をチェックする。すると「プロパティ」→「DLA」のほうの「このドライブでの書き込みを有効にする」のチェックが外れる。で「書き込み」のほうで「1×」から「最速」まで速度を選択し、CDRが焼けるようになる。明記されてはいないのだが、CDFS方式と言うらしい。DLA方式よりも多少時間がかかるものの、CD-ROMしか使えない機種も含め、文字通り「大多数のパソコン」で読めるようになった。
外されたDLAのほうは、未練たらしく下段のメニューバーにアイコンを出して、カーソルを合わせると「IBM DLAを有効にする」との選択肢が出る。
ユーザーの立場からすれば、CDFSとDLAが並列され、双方の利点と難点が明記された上で、選択できるようになっているのが望ましいだろう。
この件で、ネットを検索してみたが、同様の問題を抱えている人間は意外なほど少ない。ThinkPadユーザー特有の問題だったのだろうか?
「カメラ屋にプリントを依頼したら、CDRが開けませんと言われた」との悩み相談を見つけ、自分のケースと同様ではないかと思ったが、それに対する「回答」は「JPGで記録していないのではないか」「CDRの品質が悪いのでは」などで、書き込み方式の違いへの言及は無かった。