川上弘美の新刊。地方ミニコミ誌「東京人」(笑)での見開き2ページ連載の、日記だかエッセイだか妄想だかよく分からないモノ。メインストリームの「仕事」じゃないが、楽しく読めた。
川上弘美は妖怪なのだと確信する。いや、誰もが多かれ少なかれ妖怪で、それが人間のふりをしながら何とかまともに暮らしているのが、世間なのだ。逆に言えば、世間の中にいる限り、妖怪でも「神様」でも何でも人間として生きていけるが、世間から切り離された瞬間、とてつもない本性を露呈する。それが日本人(笑)
- 作者: 川上弘美,門馬則雄
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2005/09/01
- メディア: 単行本
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