三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

スーパーレィディ・ライス

ブッシュ政権セカンドシーズンでは、パウエル国務長官が辞任し、ライス補佐官が後を継ぐとのこと。英語の勉強がてらVOAのニュースを聴き読みしたのだが、あらためてライスってスゲー女性なのな。
http://www.voanews.com/english/2004-11-16-voa61.cfm
南部のアラバマ州出身で、飛び級デンバー大学に入って政治学を学び、19歳で学士、20歳で修士、26歳で博士。スタンフォード大学政治学教授時代に、ドイツ再統一とソ連崩壊についての論文を書き、ロシア語を話せるソ連専門家として、ブッシュ(父)政権の国家安全保障会議のメンバーとなる。2000年にブッシュ(子)の上級外交政策顧問として大統領選に協力。2001年よりブッシュ政権大統領補佐官。もうエリートを絵に描いたような学歴と経歴。フィギュアスケートとピアノにも熟達。独身で、将来の夢はNFLコミッショナーになること。
国務長官への就任要請を受けるスピーチで、ライスは前任者のパウエルのことを「my dear friend and mentor」と言っている。メンターというのは「助言者」という意味だが、ギリシャ神話でオデュッセウスの息子テレマコスを指導した賢者メントールに由来する。日本語の「師匠」「老師」というニュアンスだろうか。
にしても、子ブッシュはエール大学の劣等生出身で、元アル中で、正確な英語が喋れない、とまで言われているのに、ライスといい、パウエルといい、チェイニーといい、側近にはめぐまれている。(一部で評判の悪いアシュクロフトやラムズフェルドにしても、経歴的にはブッシュよかずっとマシだ)
バカ丸出しの主人公を豪傑智将たちが担ぎ上げて天下を取る…そんな構図がアメリカ人の好みに合っているのかもしれない。日本でも昔あったよな。「男一匹ガキ大将」とか。いや、失礼。