三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

本当の戦争の話

週末の楽しみ赤羽M家。カウンターに座ってのフェイスウォッチング。
隣りの爺さん4人はお仲間かと思いきや、2対2の初対面同士で、戦争話が花を咲かせている。全員昭和12年から13年の生まれだから、実際に戦争に行ったわけじゃない。60年前の国民学校軍国少年たち。
従兄弟が海軍パイロットだったという爺さんが、しばし話をリードする。艦載機乗りで、源田実が指揮する部隊の二番機だか三番機だったとか。当時の空母の性能、水平爆撃と急降下爆撃の違い、ミッドウェー海戦の評価など、元軍国少年らしい話題に盛り上がる。
後は「銃後の」話。空襲、疎開。3月10日の東京大空襲では上野のお山に逃げた、高射砲はB29には届かなかった、焼夷弾で燃え上がる街の照り返しで新聞が読めた、などなど。大変な時代だったと思うが、実に楽しそうに、生き生きと話している。
今の若い衆が年取った頃にはどうだろう? 「小学2年生の時にバブルが崩壊してさ。株も土地もあっという間に下がって、大変だったよ」ってか。んなこと絶対無いって(笑)