相場的には良かった。少なくともケリー勝利なら売り込まれて下落は必至だったのが避けられた。とはいえ「一寸先」しか見ていないので、その先は分からない。
日本的には間違いなく良かった。曇りから大雨が予想される東アジア情勢を考慮するに、傘を持たない「日本お嬢さま」に傘をさしかけてくれる可能性は、「民主クン」より「共和クン」のほうが圧倒的に高い。
前回の大統領選挙以上に「赤青」の区別がはっきりついた。ニューヨークはじめ東海岸諸州と五大湖地方、カリフォルニアなど西海岸諸州は「青」のリベラルでケリー支持。西部から南部は「赤」のコンサバでブッシュ支持。青いアメリカ人と赤いアメリカ人は、政治信条はもとより、読んでる本、観てる映画、聴いてる音楽から、ファッションの趣味まで、まるっきり違う…らしい。よく知らんけど。
でもまあ、映画で言えば、ウディ・アレンは「青」で、チャールトン・へストンは「赤」。そのくらいなら分かるかな。
