三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

読むこと、書くこと

こどもの頃からもっとちゃんとした本を読んでおけばよかったと思うことしきりだが、それもインテリゆえ(笑)だろう。労働者や兵士・農民として健全に成長していれば、本とは無縁の人生だった。本など読まずに充分に身体を鍛えておけばよかった、と思ったことだろう。本は大人になってからでも、あるいは老人になってからでも読める。今現在読んでいるように。
だがしかし、こどもには「本の面白さ」は教えておいてやりたい。そのためには「本を読んで面白かった」という経験を、できるだけたくさんさせることだ。絵本でもまんがでもいい。そうすれば読解力は自然とついてくる。イヤイヤ読ませられてもダメ。後、読書感想文もダメ。これは自分自身の体験から言える。「読んでどう感じたか」を分析し始めると、せっかくの感動が薄れて、つまらなくなってしまう。おもしろかった本なら「すっげーおもしろかった!」で充分。次の本を読んだほうがいい。どんどん読むこと。
これは書くほうも同じ。なんでもいいから、書きたいことをどんどん書かせる。考えを充分にまとめて1枚書くより、思いつくまま鉛筆の走るまま10枚書いた方がいい。ちんこでもまんこでも「だいきらいなぱぱ」でもいい。どんなことでも文字にすれば、不特定多数の他人に伝えることもできるし、未来永劫残すこともできる。書くっておもしろい、文字って凄い!という体験をさせるのだ。