三鷹食堂日記帖

飯食い酒飲み自転車をこぐおやぢの日常。MT車大好き。

「反日」

「元イラク人質」さんたちの「反日で何が悪いとや」発言について。
反日」というのは文字通り日本に対するアンチで、かつての新左翼ですら連続企業爆破の「東アジア反日武装戦線」以前は使っていなかったと記憶する。日本人の大多数の反感を招く言葉だと分かっていたからだ。
そんな言葉を肯定できるのは自分が絶対に正義だと思い込んでいるから。「反日」を公言しようがなんだろうが正義だから許されると信じているから。そんな自分を批判するのはすべて悪か無知かどちらかである、あるいは両方だ、と切り捨てているからだろう。
日本人の心性として、こういう独善はまず確実にバッシングの対象となる。そのことを理解していないからこそ、こういうアホ発言を繰り返し、絶対少数派へと落ち込んでいったのだろうが、サヨは。
いや、ウヨにも同様の例がある。他人の迷惑を考えずに、時には「迷惑」たること自体を目的として、「我こそは正義」と大音量でがなりたてながらデモンストレーションを行う「街宣右翼」も、日本人の心性とはほど遠い。
サヨにしても「街宣ウヨ」にしても、親から教わらなかったのだろうか? ひとに迷惑をかけるな、とか、ひとから指さされるようなことはするな、とか、自分ひとりが正しいと思わず、ひとの話もちゃんと聞け、とか。いや実際の話、こどものしつけの基本なのだが。